元禄7年夏、京都の郊外の
嵯峨にあった向井去来の別宅
落柿舎に芭蕉が滞在した時の句
「六月」をミナヅキと読まれる
のを避けるためロクグワッと
振り仮名している
ロクグワッという明確な音で
炎天の夏のからっとした気分
を示そうとしたのである
濃い緑に覆われた堂々とした
嵐山の峰の上に、いかにも夏
らしいむくけむくした
真っ白い雲が動く気配もなく
どっしりと腰をすえている
という意味

ぐっちの畑の草庵で芭蕉と一緒に休息した後
畑の草庵の前を流れる桂川に添って
遡ること2時間あまり、景勝、嵐山で辿り付くのです

六月や
峰に雲置
あらし山